米国防総省の当局者は、在韓米軍の兵力2万8500人の削減の可能性について、懸念が再燃する中でコメントを控えた。この回答は、ドナルド・トランプ米大統領がドイツからの米軍削減を検討していると発表したことを受けてのもの。韓国国防省は、ソウルとワシントンの間でそのような議論は行われていないと表明した。
米国防総省の当局者は4月30日、聯合ニュースへの電子メールで「国防総省は兵力態勢の潜在的な調整についてコメントしない。在韓米軍は抑止力と即応態勢の維持に注力している」と述べた。さらに同当局者は、「大韓民国の防衛に対する我々の責務は揺るぎないものであり、同盟は朝鮮半島の安定を支え続けている」と付け加えた。
ドナルド・トランプ大統領は前日、自身のソーシャルメディア投稿で、ドイツからの米軍削減の可能性を「検討・検証」しており、「近い将来」に決定を下す意向を示唆した。これは、米国がイランでのイスラエルとの紛争において協力的でないと見なしたNATO加盟国を懲罰することを検討しているというウォール・ストリート・ジャーナルの報道を受けたものだった。
韓国国防省の当局者は、「在韓米軍(USFK)の縮小については、韓国と米国の間で一切の議論は行われていない」と明言した。同当局者は、韓国軍との強固な連合防衛態勢を通じて北朝鮮の攻撃を抑止するという在韓米軍の使命を強調した。大統領府のカン・ユジョン報道官も、在韓米軍の縮小や撤退に関する議論は行われていないと重ねて表明した。
ソウルとワシントンは同盟の「近代化」に取り組んでおり、アナリストはこれが作戦上の柔軟性を高めるための在韓米軍の態勢調整につながる可能性があると指摘している。昨年、ウォール・ストリート・ジャーナルは在韓米軍の兵力約4500人を他のインド太平洋地域へ移動させる検討がなされていると報じたが、国防総省はこれを「事実ではない」と否定した。在韓米軍のザビエル・ブランソン司令官は最近の上院公聴会で、兵力数よりも能力が重要であるとの見解を示している。