フィリピン沿岸警備隊(PCG)は、フィリピン西海において違法な海洋科学調査を行っている中国の調査船に対し、艦船と航空機を派遣して追跡・排除することを発表した。政府の許可なくフィリピンの海域で活動している中国船4隻が確認されており、PCGは外国による海洋科学調査には事前の政府承認が必要であると強調した。
フィリピン沿岸警備隊の西フィリピン海担当報道官であるジェイ・タリエラ少将は5月3日日曜日の声明で、カナダの「ダーク・ベッセル・ディテクション・システム」を使用し、政府の許可を得ずにフィリピンの領海内で活動する中国の調査船4隻を確認したと述べた。
確認された船舶は、パラワン州リサールの北西約140.47海里、キリノ環礁付近で停泊中の「向陽紅33(XIANGYANGHONG 33)」、バタネス州イバヤットの西約118海里を航行中の「実験1(SHI YAN 1)」、イバヤットの北東約88.36海里を航行中の「嘉庚(JIA GENG)」、そしてバホ・デ・マシンロックの北西約102.11海里、またはパンガシナン州ボリーナオの西約171.18海里で停泊中の「珠海雲(ZHUHAIYUN)」である。
タリエラ少将は、「外国の海洋科学調査には政府の承認が必要であり、これらの活動はフィリピンの主権を侵害するものである」と述べた。さらに同少将は、フィリピンの管轄権を主張し、これらの船舶の活動を停止させるために戦力を派遣すると付け加えた。
沿岸警備隊は、許可なく活動する船舶に対して「挑戦し、追い払う」ことを目的として派遣を行うと改めて表明し、フィリピンの海域におけるいかなる海洋科学調査も事前の政府承認が必要であることを強調した。