李在明大統領は日曜日、韓国銀行(中央銀行)の新総裁に国際決済銀行(BIS)の幹部である申鉉松氏を指名した。申氏は4月の任期満了をもって退任する李昌鏞総裁の後任となる。今回の人選は、中東危機による世界経済の不確実性が高まる中、物価安定と経済成長のバランスを取ることを目的としている。
【ソウル3月22日聯合ニュース】李在明大統領は日曜日、韓国銀行(中央銀行)の新総裁に国際決済銀行(BIS)の金融経済局長を務める申鉉松氏を指名したと大統領府が発表した。大統領府報道官によると、4月の任期満了をもって退任する現職の李昌鏞総裁の後任となる申氏は、国際金融とマクロ経済に精通した専門家であり、学識と実務的洞察力を兼ね備えているという。李圭淵大統領室広報首席秘書官は記者会見で、「中東情勢により世界経済の不確実性が高まっている現状において、物価の安定と国民経済の成長という金融政策の目標を同時に達成できる適任者だ」と述べた。1959年生まれの申氏はオックスフォード大学で政治学・哲学・経済学を学び、経済学の修士号および博士号を取得。オックスフォード大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)、プリンストン大学で教鞭を執った。2005年には国際通貨基金(IMF)のレジデント・スカラー、2006年にはニューヨーク連邦準備銀行の金融諮問ラウンドテーブルのメンバーを歴任し、2010年には李明博元大統領の国際経済担当顧問も務めた。2014年には欧米人以外で初めてBISの調査局長に就任し、2025年からは同局の金融経済局長を務めている。金融安定とマクロプルーデンス政策の専門家として知られ、2006年のIMF会議において2008年の世界金融危機を予見したことでも評価されている。韓国銀行は先月の会合で、ウォン安や不安定な住宅市場を背景に、基準金利を2.5%に据え置いており、これで6会合連続の据え置きとなった。今後予定されている国会での人事聴聞会は形式的な手続きになる見通しだ。なお、中東危機によりスタグフレーションへの懸念が高まっている。