フィリピンの反汚職裁判所サンディガンバヤンは、マヌエル・ボノアン元公共事業道路省(DPWH)長官を司法取引による証人とするよう求めたオンブズマン(行政監察官)の申し立てについて、まだ判断を下していない。
報道によると、同裁判所の第2部および第5部は、ボノアン氏の被告としての立場を解除する申し立てに対し、いまだ決定を下していない。2026年6月下旬、オンブズマンは治水プロジェクトをめぐる5億7300万ペソのキックバック事件に関与したとしてボノアン氏を訴追していた収奪罪の起訴を取り下げた。同事件では、拘留中のジングイ・エストラーダ上院議員も起訴されている。
ヘスス・クリスピン・レムリャ・オンブズマンは、入院中の80歳のボノアン氏から捜査協力の合意書を取り付けたとし、同氏を起訴対象から除外するようサンディガンバヤンに要請していた。
一方、2026年7月10日、第2部はエストラーダ議員が提出していた汚職事件の却下を求める再審請求を棄却した。裁判所はLBRMO(立法予算調査監視局)の証明書を考慮する根拠はないとし、エストラーダ氏側が当該文書を提出できなかった点を指摘した。