米上院、トランプのSAVE America法の投票準備へ

米上院の共和党は今週、トランプ大統領が推進するSAVE America法について投票する予定だ。この法案は有権者登録時に市民権の証明を要求するもので、非市民による投票を防ぐことを目指している。専門家は非市民投票を稀なものと形容しているが、この措置は文書を持たない数百万人の有権者を排除する可能性がある。法案の可決はフィリバスターのため障害に直面している。

上院は今週、トランプ大統領の優先事項となった投票制度改革法案であるSAVE America法を検討する予定だ。この法案は投票時に写真付き身分証明書の提示を義務付け、有権者登録時には出生証明書やパスポートなどの米国市民権の文書証明を要求する。トランプ氏は一般教書演説でこれを強調し、「すべての有権者は有権者IDを示さなければならない」と述べた。支持者は非市民投票に対する保護措置だと主張するが、ジョージタウン大学ロースクールのスティーブン・ヴラデック教授などの専門家はこうした事例は「非常に稀にしか発生しない」と指摘している。ヴラデック氏は、結婚などで氏名が変わった人などを含め「無数のアメリカ人」が必要文書を欠いており、有資格者である市民を排除する可能性があり、重大な問題に対処しないまま「解決策は病よりはるかに、はるかに悪い」と警告した。NPR特派員のマイルズ・パークス氏は、調査によると数千万人のアメリカ人がこれらの文書に容易にアクセスできず、取得に費用がかかる上、法案は即時発効するため「行政上の悪夢」を招くリスクがあると付け加えた。トランプ氏は選挙の連邦管理も主張しているが、ヴラデック氏は憲法(第1条第4節)で管理を州に委ねており、議会は選挙日などのルールを設定可能だが、大統領に一方的な介入権限はなく、緊急宣言を使っても同様だと説明した。開票所は地方・州当局が運営するため、行政府の影響は限定的だ。法案成立にはフィリバスターを克服するため上院の60票が必要で、共和党は53議席を握るが民主党は反対している。上院多数党院内総務のジョン・スーン氏は「票数についてだ。数学の問題だ」と述べ、ルール変更の予定はないことを示した。トランプ氏は郵便投票制限などの拡大も求めているが、ヴラデック氏は議会の措置なしに州が従う必要はないと強調した。

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