マリオの生みの親である宮本茂氏は、『スーパーマリオ ギャラクシー』の映画化が、ゲーム機市場が飽和する中、任天堂のゲーム機を使わない層にリーチする助けになると述べた。インタビューの中で、同氏はストリーミングや映画といったデジタルメディアを通じてキャラクターをさらに進化させることの重要性を強調している。一方で、任天堂は『大乱闘スマッシュブラザーズ』のような全キャラクターが登場するクロスオーバー映画化の計画はないとしている。
2023年の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の成功を受け、2026年4月1日に『スーパーマリオ ギャラクシー』の映画が公開された。宮本茂氏はPolygonに対し、マリオは「デジタルメディアの進化とともに常に進化してきた」と語った。さらに同氏は、「マリオというキャラクターやゲームの開発に取り組む中で、任天堂のシステムやゲーム機を通じてリーチできる人数には限界があると感じるようになった」と加えた。宮本氏は映画やストリーミングをマリオのリーチを拡大する手段と捉えており、新作ゲームだけでなく、任天堂のキャラクターが登場するより広い世界へと焦点を移している。任天堂は実写版『ゼルダの伝説』の製作を発表しており、マリオや『ピクミン』の短編アニメーションも公開済みだ。宮本氏は「任天堂のゲーム機を通じてしか任天堂と接点を持てなかった状態から、さらに拡大していきたい」と述べている。同作にはフォックス・マクラウド、ピクミン、R.O.B.などがカメオ出演しているが、宮本氏は任天堂のキャラクターが一堂に会する「任天堂シネマティック・ユニバース」のような計画は存在しないと明言した。「はっきり言っておくと、『大乱闘スマッシュブラザーズ』のように、任天堂の全キャラクターが集結するような状況にはならないだろう」と同氏は語った。イルミネーションのCEOであるクリス・メレダンドリ氏も、カメオ出演は「特定のシーンにおける遊び心」であり、長期的な戦略に基づくものではないと指摘している。エンドクレジット後のシーンでは、クッパとクッパJr.が投獄されている様子や、デイジー姫が盗難事件に介入する姿が描かれている。