土曜日に行われたマイアミ・オープン準決勝で、ヤニック・シナーがアレクサンダー・ズベレフを6-3、7-6(4)で下し、対ドイツ人選手との連勝記録を7に伸ばした。試合中はタイムバイオレーションをめぐって主審のグレッグ・アレンスワース氏と選手の間で激しい議論が交わされ、観客からブーイングが起こる場面もあった。シナーは決勝に進出し、イジー・レヘチカと対戦する。
ヤニック・シナーがアレクサンダー・ズベレフに対する優位性を維持し、マイアミ・オープン準決勝で6-3、7-6(4)の勝利を収めて決勝進出を果たした。この勝利はシナーにとって対ズベレフ戦7連勝となり、両者の対戦成績はイタリア出身のシナーから見て8勝4敗となった。シナーは今年すでにインディアンウェルズで勝利しており、今回で2度目の対戦勝利となる。また、シナーはATPマスターズ1000でのセット連取記録を32に伸ばし、2017年のロジャー・フェデラー以来となる「サンシャイン・ダブル」達成まであと1勝に迫った。日曜日のイタウ提供の決勝戦では、イジー・レヘチカと対戦する予定である。第1セット序盤、4-1とリードされていたズベレフが、ポイント間の時間制限について主審のグレッグ・アレンスワース氏に抗議した。アレンスワース氏が「あなたが超過した2回とも、相手を待ってはいませんでした」と指摘すると、ズベレフは「待っていましたよ。あなたが言っているのはアドバンテージサイドの件ですよね。待っていました」と反論した。選手にはポイント間に25秒の制限があり、違反には警告やペナルティが科される。第2セット3-3の場面、ズベレフのサーブで40-30となった際にタイムバイオレーションの警告が出されると、緊張がさらに高まった。観客からブーイングが上がると、ズベレフは主審を指差して「今のブーイングはあんたに対してだ」と言い放った。シナーも第1セットの2-1の場面で、ネットプレーの後に「ネットでポイントを終えた後、ベースラインに戻るのに3秒から5秒かかるのはどう考えても無理がある」と主審に不満を漏らした。シナーは、自動ショットクロックには柔軟性がほとんどないと指摘した。このような混乱があったものの、シナーは冷静さを保ち、第2セットではブレークポイントをしのぎ、4-5の場面でズベレフがオーバーヘッドをミスした後のタイブレークを制した。試合後、ズベレフは「記録を破ることはおそらくないだろう。私が関心があるのは、グランドスラムで勝つために自分のプレーを向上させることだけだ。それが一番の焦点。自分にはその能力があると信じている」と振り返った。アレンスワース氏をめぐっては、昨年のダラス・オープンでライリー・オペルカが観客とのトラブルに対するペナルティを受けて「ATPで最悪の審判」と公然と批判するなど、以前からその裁定が注目を集めていた。