世界ランキング1位のヤニック・シナーは、マドリード・オープン決勝でアレクサンダー・ズベレフを6-1、6-2で下し、マスターズ1000大会で5連勝を達成した。イタリア出身のシナーは、5月6日に開幕する地元開催のローマ・マスターズへの出場を正式に認めた。身体的な疲労はあるものの、シナーは大会への期待を語った。
ヤニック・シナーは日曜日のマドリード・オープン決勝でアレクサンダー・ズベレフを圧倒し、わずか58分で6-1、6-2と完勝してマドリードで初のタイトルを獲得した。この勝利は彼にとってマスターズ1000での5連勝であり、連勝記録を通算23試合、マスターズでの連勝記録を28試合に伸ばした。シナーはシーズン開幕からマスターズ4大会連続優勝を果たした史上初の男子選手となり、2026年の戦績を30勝2敗としている。ズベレフとの対戦成績はシナーの10勝4敗で、直近の9戦ではストレート勝ちを収めている。ズベレフは試合後、「今日は誰が相手でも負けていただろう…ひどいテニスをしてしまった」と語り、シナーを「現時点で間違いなく世界最高の選手だ」と称賛した。決勝後の記者会見で、シナーは自身の体調に対する懸念を一蹴し、5月6日に開幕するイタリア国際(ローマ・マスターズ)への参加を明言した。「体調は良い。ローマでプレーしない理由はない…地元でのプレーはいつも特別だ。ただ楽しみたい」とシナーは述べた。長丁場の大会を終えた後の精神的な回復の必要性を認めつつも、母国開催の大会に向けた意気込みを強調した。シナーの調子は、昨年10月の上海での足のけいれんによる棄権以来、凄まじいものがある。インディアンウェルズとマイアミでのサンシャイン・ダブルをストレート勝ちで達成し、モンテカルロ決勝ではカルロス・アルカラスを破って世界1位の座を奪還。今年行われたマスターズ大会のほとんどを制覇している。ローマで優勝すれば、ノバク・ジョコビッチに次ぐ史上2人目のキャリア・ゴールデン・マスターズ達成者となる。ズベレフは全仏オープンでの巻き返しを期しており、シナーの陣営に向けて「いつか、あるいは全仏オープンでは、少し休んでほしいよ!」と冗談めかして語った。