フィリピン最高裁判所は、国際刑事裁判所(ICC)の逮捕令状に基づく逮捕の可能性をめぐり、ロナルド・“バト”・デラ・ロサ上院議員が申請していた一時差し止め命令(TRO)を、9対5、棄権1の評決で棄却した。
最高裁は月曜夜に8ページの決定を下し、デラ・ロサ氏側が保護の必要性を示す明確な権利や、回復不能な損害を防ぐ緊急の必要性を立証できなかったと述べた。決定書では、同氏の緊急申し立てに含まれていた報告や主張が未確認のものであると指摘された。
ベンジャミン・カギオア裁判官は補足意見の中で、ICCでの大量殺人の容疑に直面している公職者を裁判所が救済すべきではないと記した。
デラ・ロサ氏は、5月11日に国家捜査局(NBI)の捜査員が自身を逮捕しようと試み、5月13日には上院に侵入したと主張したことを受け、今回の命令を求めていた。同氏はロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の下で、麻薬戦争当時にフィリピン国家警察長官を務めていた。