ドナルド・トランプ大統領は木曜日、異例となるプライムタイムの演説を行い、米国の選挙インフラに脆弱性が存在すると警告した。同氏は、ハッキングや外国からの干渉のリスクを示すものだとする文書を公表したが、州当局者やスイングステートの有権者からは賛否両論の反応が上がっている。
トランプ氏は、これらの文書によって、選挙システムがこれまでにない規模のハッキングや悪用、外国からの干渉に対して脆弱であることが明らかになったと述べた。ただし、不正投票に関する新たな証拠は示さなかった。
ジョージア州務長官事務所のガブリエル・スターリング氏は、同州において非市民による投票は極めて稀であると述べた。また、1996年まで遡る監査においても、2026年の選挙における1件を含め、わずかな事例しか確認されていないと指摘した。
マークウェイン・マリン国土安全保障長官は各州に対し、有権者名簿を連邦データベースと共有するよう求め、非協力的な場合には罰金や禁錮刑の可能性があると警告した。これに対しスターリング氏は、連邦判事がこの目的でのデータベース利用を差し止めていること、また投票開始まで約80日という状況で大きな変更を加えることは不可能であると反論した。
NPRのインタビューに応じたスイングステートの有権者からは懐疑的な意見が聞かれた。複数人が、2020年の選挙に言及する内容は聞き流しており、大統領には中間選挙を控え、他の課題に注力してほしいと語った。