ワシントンを拠点とする研究機関の調査により、メトロ・マニラにある学校の86%が、記録された汚染区域から半径5キロメートル以内にあることが判明した。フィリピン全土の平均は8.9%とはるかに低い。研究者らは、この傾向は大規模な学校が都市部に集中していることを反映していると指摘した。
この調査は、グローバル開発センター(Center for Global Development)が6月に発表した。17カ国・260万校のデータと11,301カ所の有害廃棄物拠点を照合したものである。フィリピンでは、16,022校中1,432校、250万人の生徒がその半径5キロメートル圏内に含まれている。
報告書は、こうした場所への近接性は圧倒的に都市部特有の現象であると説明している。メトロ・マニラの割合は91.2%のデリーに次いで高く、ナイロビ、グレーター・アクラ、ボゴタ、ジャカルタを上回った。
また、富の格差も浮き彫りになった。最も裕福な地域の学校は53.7%の割合を示したのに対し、最も貧しい地域では1.8%であった。筆頭著者のリー・クロフォード氏は、この研究は実際の曝露量や健康への影響ではなく、物理的な近接性を測定したものだと述べ、さらなる環境調査を求めた。