ジョー・バイデン前大統領は、自身の回顧録『Promise Me, America』を今年11月の米中間選挙後に発売すると発表した。この出版時期は、秋の選挙戦における民主党への影響を抑える可能性がある。
出版社のリトル・ブラウン・アンド・カンパニーによると、同書『Promise Me, America』は11月17日に発売予定である。
バイデン氏は約2分間のビデオ声明の中でこの回顧録を発表し、大統領在任中の決定や、再選を目指したのち最終的に撤退を決断した過程についての個人的な記録であると説明した。ビデオの中で同氏は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック、米国経済、2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件、米軍のアフガニスタン撤退、NATO(北大西洋条約機構)、そしてウクライナへの支援といったテーマを本書で扱うと述べた。
同ビデオの中でバイデン氏は自身の健康状態にも言及し、がんと診断され治療を受けていることを明らかにした。
同書の発売日は11月の中間選挙から約2週間後となっており、民主党側がバイデン氏の遺産(レガシー)よりもドナルド・トランプ大統領や連邦議会選に焦点を当てた選挙戦を望んでいるのではないかという憶測を呼んでいる。
今回の発表は、ジル・バイデン氏が6月に出版した自身の回顧録『View from the East Wing』を宣伝する中で行われた。同書の中でジル氏は、2024年6月の討論会でのジョー・バイデン氏のパフォーマンスに対する自身の反応について、夫が脳卒中を起こしているのではないかと危惧したと綴っている。
発表後、インターネット上では保守派の論客やその他の批判者たちがこの回顧録を揶揄する反応を見せた。