ニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズのピアニストとして知られる故コンウェイ・サヴェージのキャリアを総括するアンソロジーが、7月17日にリリースされることが発表された。『Too Dark To See: Solo & Collaborative Recordings 1992-2010』と題された本作は、バンドメイトのミック・ハーヴェイの協力を得て編纂され、サヴェージのソロ作品やコラボレーション楽曲全24曲が収録されている。
コンウェイ・サヴェージは1990年にニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズに加入し、2018年に脳腫瘍のため58歳で亡くなるまで、『Dig, Lazarus, Dig!!!』を除くすべてのアルバムに参加した。Impressed Recordingsからリリースされるこの新たなアンソロジーには、1993年のデビュー・ソロEPからの楽曲「Too Dark to See」のほか、「Fair & Tender Ladies」や「You Did as You Were Told to Do」といったフォークソングの解釈などが収められている。全24曲のトラックリストには、ソロアルバム『Nothing Broken』や『Wrong Man's Hands』からの楽曲も含まれており、「Fair & Tender Ladies」、「1000 Days」、「You Did as You Were Told to Do」、「Trail of Broken Hearts」、「I Trust You Had a Good Time」、「The Cross」、「Marlo」、「Sisters & Brothers」、「Old Soul with a New Hole」、「Tanist」、「These Are the Waves」、「Nothing Broken」、「Strings of the Earth & Air」、「Cruel Trick」、「Night Life」、「Only Ghosts」、「Just One of Those Things」、「Quickie for Ducky」、「The Saint of Shitty Little Rooms」、「Too Dark to See」、「Don’t Plan on Leaving Town」、「Say It Ain’t So」、「Crumbling World」、「Tonight」が名を連ねている。
長年バッド・シーズのメンバーを務めたミック・ハーヴェイが、このプロジェクトをImpressed Recordingsに提案した。サヴェージの死後、バンドは彼を「バンドのライブパフォーマンスを貫くアナーキーな糸」と称し、その「ソウルに満ちた、高く甘い」歌声を称賛した。ニック・ケイヴは感動的なエピソードとして次のように回想している。「ケルンのホテルのバーで、朝の4時に酔っ払ったコンウェイがピアノに向かい、僕らに『Streets of Laredo』を歌ってくれたんだ…。さよならコンウェイ、その場にいた誰もが涙したよ。」
昨年9月には、アイルランドのダンドークで開催されたフェスティバルにて、友人やバンド仲間によるパフォーマンスが行われ、サヴェージの生涯が称えられた。