中国軍は台湾周辺で大規模な軍事演習「ジャスティス・ミッション2025」を発表した。演習は火曜日に実施され、主要港湾の封鎖や外部勢力への抑止を焦点とする。日本首相の高市早苗氏の発言や米国の対台武器売却が背景にある。
中国の東部戦区は12月29日、台湾周辺で大規模軍事演習を実施すると発表した。演習名は「ジャスティス・ミッション2025」で、陸軍、海軍、空軍、火箭軍が参加する。シニア大佐の施毅氏によると、演習は海上・航空の戦闘準備巡回、総合優位の確保、主要港湾・地域の封鎖、島嶼外の全次元抑止を焦点とする。
発表では、台湾を囲む5つの海空域が制限され、火曜日の午前8時30分から10時間にわたり実施される。施毅氏は「これは『台湾独立』分離勢力と外部干渉勢力に対する厳正な警告である」と述べた。中国軍は「正義の盾:幻想の粉砕」と題したポスターも公開し、人民解放軍の徽章や万里の長城をフィーチャーした。
この演習は2022年のナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問以降、6回目の大規模演習となる。日本首相の高市早苗氏が先月、台湾危機時の日本軍介入の可能性を指摘した後の初の演習だ。また、米国が台湾に111億ドルの武器売却を発表してから11日後で、中国国防省はこれに抗議し、強硬措置を取ると警告していた。
台湾国防省は直ちにコメントを控えた。中国軍は昨年も台湾周辺で港湾封鎖を訓練したが、外部軍事介入への抑止を公に強調するのは初めてだ。この演習は日中関係の緊張を反映し、地域の軍事バランスに影響を与える可能性がある。