中国海軍の空母「遼寧」が沖縄近海通過後、太平洋で訓練飛行を実施し、日本は自衛隊機をスクランブル発進させた。中国戦闘機が日本機にレーダー照射した事態を受け、日本政府は強く抗議した。この事件は、日中間の緊張を高める台湾情勢を背景に発生した。
12月6日土曜日、中国海軍の空母「遼寧」が沖縄県の南端近海を通過した後、太平洋で戦闘機とヘリコプターの離着陸訓練を実施した。日本防衛省によると、同空母は金曜日(12月5日)に東シナ海で久場島の北約420キロメートル地点で確認され、3隻の中国駆逐艦に護衛されて太平洋へ向かった。訓練は沖大東島の西約270キロメートルの海域で行われ、日本はこれに対応して航空自衛隊のF-15戦闘機をスクランブル発進させた。
この訓練は、中国が先月3隻目の空母「福建」を就役させた後の、日本周辺海域で確認された初の事例だ。専門家によると、3隻の空母保有により、中国は常時1隻を展開可能となり、運用能力を強化している。
訓練中、中国のJ-15戦闘機が日本側のF-15機に2度、火器管制レーダーを照射した。防衛省はこれを「安全な航空運用に必要な範囲を超えた危険な行為」と位置づけ、国際水域南東沖で発生したと発表した。防衛大臣の小泉進次郎氏は日曜早朝の記者会見で、「このような事態の発生は極めて遺憾だ。中国側に厳重な抗議を行い、再発防止を強く求めた」と述べた。日本政府は土曜日、外交・防衛ルートを通じて中国に抗議を申し入れた。
この緊張の高まりは、沖縄が台湾に近い地理的要因と関連する。北京は台湾を「反逆省」とみなし、必要なら武力で統一すると主張している。一方、日本首相の高市早苗氏は最近、台湾への軍事攻撃が日本にとって「存立危機事態」となり得ると発言し、自衛隊の関与を示唆。これが日中間の外交的緊張を助長している。中国の海洋進出は、日本やインド太平洋地域の国々を警戒させている。