フランスのブランドEgonlab(エゴンラボ)は今週、世界的な不確実性の中、平和と楽観主義をテーマにした2027年春夏のメンズコレクションを発表した。デザイナーのケヴィン・ノンペイシュとフロランタン・グレマレックは、このコレクションに古代ギリシャ語で「平静」を意味する「Ataraxia(アタラクシア)」と名付けた。ショーでは、日常的に取り入れやすい服と、手の込んだ職人技が光るピースが融合された。
ノンペイシュとグレマレックは、このコレクションが個人的および社会的な懸念への回答であると語った。その背景には、「戦争が始まるから勉強しても意味がない」という甥の言葉があったという。彼らは、現実と想像の間に位置するデザインを通じて、希望と連帯感をもたらすことを目指した。
主要なルックには、フランスの修道院で尼僧が制作したヴィンテージおよび現代のギュピールレースを重ねた、ホワイトのコットンシルクガーゼのシャツドレスが登場した。他にも、スワロフスキー・クリスタルをあしらったシルクシャツや、靴紐のディテールを施したチョコレート色のリネンスーツ、シャツとTシャツのハイブリッドアイテムなどが発表された。デザイナーたちは、魅力を強調するスタイルを指して「コケット・コア」という言葉を作り出した。
パステルカラーのアクセントや、ギュスターヴ・モロー美術館の階段に着想を得た襟などシュルレアリスム的な要素が、Eastpak(イーストパック)のタータンチェックバッグのような実用的なアイテムと共に登場した。2019年に設立されたEgonlabは、今年度のANDAMファッション・アワードのグランプリ最終候補にも選出されている。