米アクティビストファンドのエリオット・インベストメント・マネジメントは、トヨタインダストリーズの6兆1000億円(約390億ドル)の非公開化提案に反対し、他の少数株主に抵抗を呼びかけている。同社は単独でより高い価値を実現できると主張している。トヨタグループの修正提案額は1株あたり1万8800円だが、エリオットは1株あたり2万6000円の内在価値があると算定している。
エリオット・インベストメント・マネジメントは、トヨタインダストリーズの5%の株式を保有しており、月曜日に公開された書簡でこの立場を明確にした。同ファンドによると、トヨタインダストリーズの内在純資産価値は1株あたり2万6000円に上り、トヨタグループの提案額を大幅に上回るという。先週、公開買付期間が開始された後も、評価をめぐる議論は収まっていない。
この対立は、日本最大の企業グループによる創業家主導の非公開化取引が少数株主に公正な価値を提供しているかどうかを浮き彫りにしている。エリオットは、より魅力的な条件を求めるキャンペーンを強化しており、今後の類似取引に対する投資家の抵抗のあり方を左右する可能性がある。
トヨタグループは提案額を引き上げたものの、エリオットの反対により買収の行方は不透明だ。この事態は、企業価値の評価方法や株主の権利について、さらなる議論を促すだろう。