ラルフ・レクト行政長官は、国家安全保障会議(NSC)および国家情報調整局(NICA)の設立記念式典での演説において、国民の信頼と民主主義を標的とした情報操作からフィリピン国民を守る必要性を訴えた。
レクト長官は火曜日に行われた国家安全保障会議と国家情報調整局の合同設立記念式典で演説した。長官は戦場が拡大しており、次の試練はフィリピン国民同士の不信感を煽ることを目的とした偽情報から始まる可能性があると指摘した。
「情報空間において安全保障とは、フィリピン国民の思考を操作から守ることを意味する。千回繰り返された嘘が、一度語られた真実に打ち勝つようなことを許してはならない」とレクト長官は述べた。さらに同長官は、これが信頼や組織、そして民主主義そのものに対する攻撃になると付け加えた。
レクト長官は、現在の最前線がサーバー、教室、そして地域社会にまで及んでいると指摘した。また、安全保障上の課題には西フィリピン海の問題、サイバー空間、人工知能が含まれると述べた。同国は7月12日に仲裁裁判所の判断から10周年を迎える。
新たな課題が浮上する一方で、レクト長官は安全保障を理由に自由を弱めてはならないと強調した。「我々の義務は、安全な国家か自由な国家かのどちらかを選ぶことではない。その両方であり続けるほど強い国家を築くことが我々の義務である」と語った。