連邦当局およびFBIの発表によると、12億ドル超のメディケア詐欺事件で判決公判に出廷せず逃亡していたハーバート・レオン・キンブル(60)が、フィリピンで逮捕され米国に送還された。
連邦当局によると、12億ドル超の大規模なメディケア詐欺事件で連邦裁判所の判決公判に出廷しなかったハーバート・レオン・キンブル(60)が、フィリピンで逮捕され米国に送還された。
米国保健福祉省監察総監室(HHS-OIG)によると、キンブルは2019年4月4日、医療用装具をめぐる大規模な医療詐欺およびキックバック計画に関連した対米詐欺共謀罪で有罪を認めた。HHS-OIGは、キンブルが海外にコールセンターを運営し、テレビやインターネット広告を通じて装具の販売促進を行っていたと指摘している。メディケア受給者が電話をかけると、スクリーニングが行われ、装具が必要だと納得させられた上で、しばしば不要な追加商品を「アップセル(高額商品への誘導)」されていた。その結果、耐久医療機器(DME)のメディケア請求額は12億ドル以上に達したとHHS-OIGは述べている。
HHS-OIGの報告によれば、キンブルは2024年10月7日に予定されていた判決公判に出廷せず、勾引状が発付されていた。
この逮捕は、FBIのキャッシュ・パテル長官が自身のSNSで公表した。パテル長官は、キンブルがフィリピンで拘束され、現在米国に戻っていると述べた。また、この逮捕はFBIが新たに作成した「最重要指名手配詐欺師(Most Wanted Fraudsters)」リストに関連する2件目の逮捕であり、数日前に出頭したサイド・アブドゥラヒ・エレグに続くものだと説明した。
エレグは、COVID-19パンデミック中に連邦児童栄養プログラムに関連する詐欺計画への関与の疑いでFBIから指名手配されている。
一方、「ザ・デイリー・ワイヤ」の報道によると、JD・バンス副大統領は、新しいリストに関連した逮捕を促進する上で「詐欺撲滅のためのホワイトハウス・タスクフォース」の貢献があったと称賛したほか、トッド・ブランチ司法長官代行は、キンブルの司法逃避の試みは失敗に終わったと述べた。