フィリピンのオンブズマン事務所は、2024年のフィリピン健康保険公社(PhilHealth)の600億ペソの資金移転を巡り、ラルフ・レクト官房長官およびエマニュエル・レデスマ前PhilHealth CEOに対して提起されていた刑事告発を棄却した。
6月2日付で決定され、6月9日にメディアに公開された統合決議において、オンブズマンは汚職、職権乱用、公金横領、および形式的公金横領の罪を裏付ける証拠が不十分であると判断した。これらの告発は、レクト氏が財務長官として、2024年一般歳出法に基づきPhilHealthの未使用積立金を国庫に移すよう命じたことに端を発している。オンブズマンは、その後に600億ペソがPhilHealthに返還されたことにより、個人的な利益供与の主張は否定されたと指摘した。また、レクト氏とレデスマ氏の双方に汚職の意図や悪意があった証拠は見つからなかった。この告発は、「Save the Philippines Coalition」およびロデル・タトン弁護士が率いるグループによって行われていた。なお、最高裁判所は2025年12月、当該資金移転の条項を無効と宣言していた。