フランシスコ・セルンドロは、日曜に行われたHSBCチャンピオンシップの決勝でトミー・ポールを6-7、6-4、6-3で破り、自身初のATP 500タイトルを手にした。アルゼンチン出身のセルンドロは、この勝利を、36年ぶりに海外へ渡航し試合を観戦した父親に捧げた。この勝利により、セルンドロはクイーンズ・クラブで優勝した史上初のアルゼンチン人選手となった。
第1セットを先取され劣勢に立たされたセルンドロだったが、その後逆転に成功。3時間2分に及んだ試合で続く2セットを連取し、大会9連勝中だったポールの記録を止めた。27歳のセルンドロは、両親がスタンドで見守ってくれたことがこの勝利を特別なものにしたと語った。父親のアレハンドロ・セルンドロは、1972年のアンデス山脈での航空機事故によるトラウマや、その後のコーチとしての経験から長距離飛行を避けてきた。
「父が飛行機に乗ってアルゼンチン国外で僕の試合を観戦したのは今回が初めてです。飛行機に乗ってここへ来てくれた父を祝福したいです」と、セルンドロは試合後のインタビューで語った。「今日はアルゼンチンの父の日なので、この勝利を父に捧げます」
アレハンドロはこれまでにも短距離のフライトやセラピーを試みてきたが、今回の決勝のためにブエノスアイレスからロンドンまでの長旅を決意した。セルンドロは、水曜日から始まるイーストボーン国際での戦いに臨む予定である。