ストリートウェアの二次流通プラットフォームであるGOATグループは、新品のスニーカーを大幅な割引価格で提供する新サイト「Sneakers.com」を立ち上げた。平均注文単価は約70ドルとなっている。この動きは、Nikeやadidasといった大手ブランドが影響を受けているスニーカー市場の減速を受けてのものだ。GOATの最高ブランド責任者は、価値を求める消費者の需要が主な推進力であると指摘している。
2015年に設立され、大規模な投資を受けているGOATグループは、火曜日にSneakers.comを正式に発表した。150ドル以上のプレミアムな中古スニーカーに焦点を当てた主要プラットフォームとは異なり、この新サイトでは新品の靴のみを大幅に低い価格で販売している。例えば、adidas AE1やAir Jordan 1 Highが60ドルから販売されているほか、一般モデルは25ドルから30ドル、高価格帯のバリエーションでも100ドルから200ドルとなっている。同サイトは2025年にソフトローンチを行ったが、詐欺や偽造品への懸念から、Redditのユーザーの間ではその正当性を疑問視する声も上がっていた。GOATの最高ブランド責任者であるSen Sugano氏はWWDに対し、「特に現在は、価値が非常に重要視される局面にあると考えています。消費者は自分のお金がより有効に使われることを望んでおり、それ以上に、お金をより遠くまで届かせる(価値を高める)必要に迫られているのです」と語った。この転換は、2020年のセカンダリープラットフォームの開設や2022年のGrailed買収といったGOATの拡大路線に続くものだ。パンデミック後のブームを経て、スニーカー市場全体は冷え込んでいる。Nikeは2024年7月に時価総額が280億ドル減少したほか、新CEOの就任や製品の拡充にもかかわらず、2025年には売上高が10%減少した。adidasは2025年に13%成長し285億ドルという記録的な売上高を達成したが、2026年1月にはバンク・オブ・アメリカによる格下げに見舞われた。二次流通価格も下落しており、BoFのMike Sykes氏はNPRに対し、かつて500ドルから600ドルで取引されていたJordan 1モデルが、現在では200ドルから300ドル前後で取引されていると語った。