上級法廷弁護士の胡漢清(アラン・フー)氏は、自身の住宅における違法建築物の撤去命令に対し、憲法上の観点から異議を申し立てたものの建設当局に却下されたことを受け、高等法院に司法審査を申請した。
74歳の同弁護士は2025年1月23日付で建物部門から命令を受けた。これにはポック・フー・ラム近郊の住宅「Seascape」において、60日以内に改築箇所の是正を行うよう求める内容が含まれていた。対象となった構造物には、階段上の屋根の増築、メインルーフ上の3箇所、1階のプランター上の1箇所が含まれている。
フー氏側の弁護士は、上訴審判所(建物条例)に対し、この命令が香港基本法第29条および香港権利章典第14条が定める住居の不可侵とプライバシーの権利を侵害していないか検討するよう求めた。当該の建築物はフー氏が1979年に住宅を購入した時点から存在しており、直ちに安全上のリスクをもたらすものではないとしている。
命令に従う場合、2025年3月から細菌感染症により麻痺が生じ、車椅子生活を送っているフー氏は、回復のために6か月間自宅を離れる必要が生じることになる。