日本政府は3月27日、2026会計年度の開始に備え、11日分の8.56兆円の暫定予算を承認した。上院での本予算審議の遅れに対応したもので、11年ぶりの措置となる。議会は月曜日に可決する見込みだ。
日本政府は3月27日金曜日、2026会計年度(4月1日開始)の本予算成立が遅れる中、11日分に相当する8.56兆円の暫定予算を承認した。この暫定予算は、衆議院で3月13日に可決された122.31兆円の本予算が参議院で審議中の状況に対応したもので、11年ぶりの措置となる。
自由民主党と公明党の与党連合は、2月8日の総選挙で衆議院(定数465)で約350議席の超多数派を確保し、下院審議を短縮して予算を押し通した。しかし、参議院(定数248)では少数派のため、同様の手法は使えなかった。最大野党の立憲民主党は、暫定予算なしでの審議拒否を警告していた。
暫定予算の内訳は、地元自治体への補助金に5.1兆円、社会保障費に2.8兆円を充てる。また、私立高校授業料補助の拡大に477億円、小学校給食費支援に149億円を含む。新規措置の費用もカバーする。
上級行政官は先週水曜日、締め切り間際の3月末に暫定予算作成の必要性を明らかにした。憲法上、下院可決から30日以内に参院が行動しなければ本予算は自動成立するため、4月11日までを想定した11日分だ。成立後は暫定予算は吸収・失効する。
上智大学の中野剛志教授は「高市首相が就任以来初めて妥協を迫られることを示している」と指摘。同志社大学の吉田徹教授は、高市氏のトップダウン型リーダーシップの限界が明らかになったと述べた。
前回の暫定予算は2015年度で、安倍晋三元首相の2014年12月衆院選による遅れが原因だった。