パニフィロ・ラクソン上院仮議長は、治水事業スキャンダルに関するブルーリボン委員会の中間報告の詳細を明らかにする予定だった特権演説を延期した。延期の理由については説明されていない。元イロコス・スル州知事のルイス・“チャビット”・シングソン氏は、上院の調査が先送りされたことに疑問を呈し、自らの告発を直接国民に訴えると表明した。
マニラにおいて、パニフィロ・ラクソン上院仮議長は、昨日の議題の最初に取り上げられる予定だった特権演説を延期した。この演説では、いわゆる「1兆ペソ」規模の治水事業スキャンダルに関するブルーリボン委員会の中間報告の詳細が明らかにされるはずだった。今回の延期について説明はなされていない。
元イロコス・スル州知事のルイス・“チャビット”・シングソン氏は、記者会見の場で上院ブルーリボン委員会の公聴会が延期されたことに疑問を呈した。同氏は3月16日に証言する準備をしていたものの、公聴会が予定されていた4月14日の当日の朝、正式な宣誓供述書が提出されていないことを理由に中止の通知を受け取ったという。シングソン氏は、「証言の準備をして向かったところ、午前9時になって宣誓供述書が提出されていないため公聴会は中止になったとの通知が届いた」と述べた。
シングソン氏は、一連の不正疑惑にマーティン・ロムアルデス元下院議長やマルコス大統領が関与していると主張し、行政府が中心的な役割を果たしたと語った。「行政府が関与している。行政府が黒幕だ」と同氏は述べた。また、オンブズマン事務所と司法省が沈黙を続けていることについても、「すでに何らかの合意があるのではないか」と疑念を示した。
シングソン氏は、公共事業道路省の記録を挙げ、マルコス大統領の出身地であるイロコス・ノルテ州における「幽霊」事業や基準を満たしていない工事など、疑わしい治水プロジェクトの存在を指摘した。「私たちは騙されている」と同氏は警鐘を鳴らし、国民に対してこの問題を注視するよう呼びかけた。