NASAは1976年4月27日、保有していたオメガ・スピードマスターのクロノグラフ計55個をワシントンDCの国立航空宇宙博物館に寄贈した。同機関は1965年から1968年にかけて、オメガから合計100個の同モデルを受領していた。そのうち71個は、1965年から1975年までの宇宙飛行ミッションで使用されたものである。
これらの時計にはNASA独自の識別番号が付与されており、ジェミニ計画およびアポロ計画の宇宙飛行士に支給された。ユージン・サーナンは、ジェミニ9-A号、アポロ10号、アポロ17号を含む3度の飛行でNASA管理番号28の時計を着用した。NASAは残りの時計をスペースシャトル訓練用として1985年まで保持していたが、その頃には宇宙飛行で使用された個体のほとんどは既に博物館へ移管されていた。