マイアミ・オープンのダブルスで、サラ・エラニがマッチポイントの最中に打ったボールがパートナーのジャスミン・パオリーニの頭部に直撃するハプニングがあった。この試合でイタリアペアは青山修子、ウルリケ・エイケリ組に6-3、6-2で勝利した。パオリーニは一時座り込んだが、すぐに笑顔を見せ、周囲を安心させた。
ジャスミン・パオリーニは、マイアミ・オープン初戦のシングルスでテイラー・タウンゼントに3セットで勝利した後、サラ・エラニとのダブルスに臨んだ。二人は青山修子、ウルリケ・エイケリ組を6-3、6-2で破った。試合はエラニのサービスゲーム、第2セットの5-2、40-30という場面で決着した。エイケリのリターンがアウトとなり、ポイント終了となった直後、エラニが打ったボールがそれてパオリーニの頭部に当たってしまった。パオリーニはコートに座り込み、後頭部を押さえた。エラニはすぐに駆け寄り、様子を確認した。両選手はすぐに笑顔を見せ、観客もその和やかな光景に笑いを誘われた。その後、二人はネットへ向かい握手を交わした。アレッサンドロ・フェッビのX(旧Twitter)には、2026年3月21日付の動画とともに「サラがジャスミンを殺しかけた」という投稿がなされた。エラニとパオリーニは非常に息の合ったペアで、2024年以降、パリ五輪の女子ダブルス金メダルに加え、リンツ、ローマ、北京の大会でもタイトルを獲得している。パオリーニは五輪での優勝を振り返り、「テニス界では五輪の価値が少し忘れられがちですが、メダルを獲得した瞬間にその価値を実感しました。テニスとは全く別の舞台で、より多くの人々や国々が関わっているのです」と語った。こうしたアクシデントは過去にも例があり、2019年のウィンブルドンでエレナ・オスタペンコがパートナーに2度ボールを当てたケースや、2023年の全米オープンでビクトリア・アザレンカがベアトリス・ハダッド・マイアに当てたケース、2014年のテイラー・タウンゼントがリーゼル・フーバーに当てたケースなどが知られている。なお、パオリーニはこの試合の後、シングルス3回戦でオスタペンコと対戦することになっていた。