ショーン・オノ・レノンが、『Power To The People: John & Yoko Live In NYC』の音響修復を監修した。この新しいコンサート映画は、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが1972年にマディソン・スクエア・ガーデンで行ったチャリティー公演の映像を修復したもの。本作は両夫妻の結婚57周年を記念し、4月29日から映画館で限定公開される。レノンはこのプロジェクトを、両親の遺産を後世に残すための重要な取り組みと表現している。
1972年に夜と昼の2回公演で行われたこれらのコンサートは、ジョン・レノンが1980年に殺害される前に唯一行ったフルレングスのライブパフォーマンスであった。ショーン・オノ・レノンは、オノ・ヨーコが1986年に制作したライブアルバム『John Lennon Live In New York City』で「ぼやけている」と感じていた音質の改善に特に力を注いだ。彼はNMEのインタビューで「あのライブアルバムを聴いて育ったのですが、いつも少し、なんていうか、音がぼやけているなと思っていました」と語った。修復版では、ビートルズ時代とは異なるレノンの歌声が際立っている。それは当時彼が影響を受けていたプライマル・スクリーム療法の影響によるものだが、本人は後にこの療法について役には立たなかったと述懐している。ショーンは母親のパフォーマンスを称賛し、パンクの先駆けとなったそのアヴァンギャルドなスタイルに言及した。彼はマルコム・マクラーレンがオノ・ヨーコのプラスティック・オノ・バンドについて語った言葉を引用し、「彼女は本質的にパンクを発明したのです」と述べた。 suggestiveなタイトルでかつてアメリカで放送禁止になった『Open Your Box』や、ジョン・レノンが謝罪を込めて歌った『Come Together』などがこの映画で主要な楽曲として収録されている。オノ・レノンは現在も両親の遺産を守る立場にあり、最近ではオンライン上で両親を批判する声から彼らを擁護した。また彼は、来年予定されている『Walls And Bridges』の再発売や、アップル・コアの取締役としてビートルズ関係者と連携している現状など、今後のプロジェクトについても明かした。