DHS(国土安全保障省)の一部業務停止が続く中、マイク・リー上院議員はトランプ大統領に対し、憲法上の権限を行使して休会中の上院を強制的に再招集するよう求めた。下院が暫定予算案を可決した一方で、以前の上院での妥協案を巡る協議は停滞している。トランプ氏によるTSA(運輸保安庁)への資金再配分の大統領令にもかかわらず、空港の混乱は続いている。
DHSの資金繰りを巡る膠着状態は、TSA職員の不足による空港の長い行列を含め、26万人の職員に影響を及ぼしており、連邦議会の対応は混迷を極めている。以前、上院はICE(移民税関捜査局)と国境警備隊を除くDHSの大部分を資金提供する超党派法案を可決したが、下院共和党はこれを拒否し、修正のない暫定予算案(CR)を支持した。イースター休会直前の金曜日夜、マイク・ジョンソン下院議長は5月まで全省庁に資金を提供する60日間の暫定予算案を可決へと導いた。
日曜日にマイク・リー上院議員(共和党、ユタ州選出)はXへの投稿で、トランプ氏に対し、憲法第2条第3節を発動して「異常な事態」において上院を招集するよう強く促し、未払い状態にある職員の窮状を強調した。月曜日に開催された形式的な開会(プロ・フォーマ・セッション)では進展はなく、クリス・クーンズ上院議員ら民主党議員が下院案を阻止した。
カロリン・リービット大統領報道官は、トランプ氏が議会に対して恒久的な資金確保を迫っていると述べた。チャック・シューマー上院少数党院内総務は下院の暫定予算案を「門前払い(dead on arrival)」と切り捨てた一方、ハキーム・ジェフリーズ下院少数党院内総務は上院の妥協案を推し進めた。下院案を支持する数少ない民主党議員であるマリー・グリュセンカンプ・ペレス下院議員(民主党、ワシントン州選出)は、トランプ氏が2026年度の全額予算化と引き換えに、ボディカメラの導入といったICE改革に同意したことに言及した。
金曜日に署名されたトランプ氏の大統領令は、ICEの資金を暫定的にTSAの給与へ再配分する内容で、訓練不足の懸念があるもののICE職員を空港へ配置する措置が含まれている。民主党側はボディカメラの導入やマスク禁止措置を含むICE改革を求めていたが、共和党はこれに抵抗していた。