2月14日の開始から2ヶ月目に入った国土安全保障省(DHS)の一部閉鎖により、無給で働くTSA職員に影響が及び、空港に混乱が生じている。トランプ大統領は、民主党が予算を承認しない場合、ICEエージェントを投入すると警告した。この膠着状態に対し、イーロン・マスク氏はTSA職員の給与を肩代わりすると申し出ている。
移民改革をめぐる議会の対立により2026年2月14日に始まった国土安全保障省(DHS)の一部閉鎖は、3月21日現在で2ヶ月目に突入した。これは過去15ヶ月間で3度目の閉鎖となり、前回の43日間の閉鎖に続く事態である。約5万人の必須職務に就くTSA職員が無給での勤務を余儀なくされており、人員不足、300人以上の退職(CBSニュースによる)、そしてセキュリティチェックの長蛇の列が生じている。データによると、待機時間はヒューストンで120分、アトランタで70分、ニューヨークのラガーディア空港で46分に達している。フィラデルフィアやヒューストンなどの主要空港では、大規模な混雑やチェックポイントの一時閉鎖が報じられている。TSA職員は立ち退きや医療費の未払い、車中泊、ギグワーク、フードバンクの利用、血漿提供といった深刻な窮状に直面している(DHSおよび労働組合報告)。アトランタ、シアトル・タコマ、ダラス・フォートワースの各空港では食料支援活動が展開されているが、出勤しない職員は懲戒処分の対象となるリスクがある。フロリダ州パームビーチからトランプ大統領は「民主党が空港における適正なセキュリティを認めないならば、ICEがこれまで以上にうまく任務を遂行するだろう」とTruth Socialに投稿した。大統領は月曜日に逮捕を目的とした部隊の投入を示唆し、ソマリア出身者を標的に、イルハン・オマール下院議員を非難した。一方、実業家のイーロン・マスク氏はXに「この予算の膠着状態の間、TSA職員の給与を支払いたい」と投稿した。ホワイトハウスは、連邦職員への民間資金による支払いに関する法的疑問もあり、この件についてコメントしていない。共和党は(TSAを含む)DHSへの迅速な予算計上を求めている一方、民主党は移民関連の執行措置の変更を要求している。なお、ICEとCBPは別予算により運用が継続されている。