シドニーの研究所が生命の起源を研究するために宇宙塵を再現

シドニー大学の博士課程の学生が、恒星付近の環境をシミュレーションすることで、実験室で宇宙塵を生成することに成功しました。この研究は、生命に不可欠な有機分子がどのように宇宙で形成されたのかという謎に新たな知見をもたらすものです。

シドニー大学で材料・プラズマ物理学を専攻するリンダ・ロサード氏は、窒素、二酸化炭素、アセチレンをガラス管内で混合しました。真空ポンプで空気を排出した後、約1万ボルトの電圧を約1時間印加することで、グロー放電プラズマを発生させました。

生成された炭素を豊富に含む粒子には、複雑なCHON分子が含まれており、星間物質で観測されるものと一致する赤外線信号を放出しました。ロサード氏は、指導教官であるデビッド・マッケンジー教授と共にこの研究を行いました。

この研究成果は「The Astrophysical Journal」に掲載されました。研究チームは今後、天文学者が星形成領域や隕石の観測結果を解釈する助けとなるよう、実験室で得られた特性データのライブラリを構築する計画です。

ロサード氏は昨年末に開催された隕石学会の年次総会において、本研究の発表で最優秀賞を受賞しました。なお、本研究はオーストラリア研究会議およびマイクロスコピー・オーストラリアの支援を受けています。

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