台湾の頼清徳総統によるエスワティニ訪問が、セーシェル、モーリシャス、マダガスカルの3カ国が事前に承認していた領空通過許可を突然取り消したため、延期された。台北側は北京がこれら3カ国に圧力をかけたと非難しているが、北京は経済的威圧を否定し、「一つの中国」原則を堅持した各国に感謝を表明した。頼総統の事務所は、複雑な飛行ルートの変更と安全上の懸念を延期の理由に挙げ、代わりに特使を派遣することを決定した。
頼総統の事務所は火曜日遅く、頼清徳総統のエスワティニ訪問を延期すると発表した。セーシェル、モーリシャス、マダガスカルの3カ国が、大統領専用機に対して事前に承認していた領空通過許可を予告なしに取り消したことが理由である。
台北側は、北京がこれら3カ国に対し、許可を取り消すよう圧力をかけたと非難した。飛行ルートの再設定が困難な中、頼総統の事務所は安全上の懸念から訪問を延期し、代わりに特使を派遣する以外に選択肢はなかったと説明した。
北京の国務院台湾事務弁公室(TAO)は、「一つの中国」原則を堅持した3カ国の決定に対し感謝を表明した。TAOの張漢報道官は、北京が訪問を阻止するために経済的威圧を用いたという指摘を否定した。
エスワティニはアフリカにおける台湾の数少ない同盟国の一つであり、グローバルサウスにおける北京の影響力をめぐる緊張が続いていることを浮き彫りにした。