高市早苗首相は、北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、金正恩総書記との会談に前向きな姿勢を改めて示した。月曜日の拉致被害者家族らとの会合で、具体的な成果を上げたいと語った。家族側は、拉致被害者の全員帰国を条件に制裁解除や国交正常化交渉に反対しないとの方針を伝えた。
高市早苗首相は17日、拉致被害者家族会と支援者の会合で、北朝鮮の金正恩総書記との首脳会談に向けた決意を述べた。「画期的な進展を遂げ、具体的な成果を上げたい」と語った。
家族会は、拉致被害者の全員帰国を条件に、北朝鮮に対する制裁解除や国交正常化交渉に反対しないとのキャンペーン方針文書を手渡した。横田拓也氏(横田めぐみさんの弟で家族会代表)は、2月8日の衆院選での自民党の圧勝を挙げ、北朝鮮側が安定した交渉相手として高市政権を認識する可能性を指摘。「首相の外交を全面的に支援する」と述べた。
めぐみさんの母、早紀江さん(今年90歳)は、被害者救出への支援を訴えた。家族会は、次月予定の日本・米国首脳会談で拉致問題を議論するよう要請した。
官房長官の木原稔氏は記者会見で、日米が同問題で緊密に連携すると強調した。一方、高市首相はX(旧ツイッター)で、北朝鮮首脳との会談に臨む覚悟を表明し、日朝が平和と繁栄を共有する未来を想像したいと記した。
この発言は、拉致問題の長期化の中で、日朝関係改善に向けた首相の姿勢を示すものだ。