静岡県長泉町で12月22日、高齢夫婦の住居兼事業所に押し入り、現金約1000万円を奪ったとして、神奈川県在住の17歳の少年3人が強盗致傷容疑で逮捕された。警察は、ソーシャルメディアを介した流動的な犯罪集団「特流」の関与を疑っている。
静岡県警察は、2025年12月22日未明、静岡県駿東郡長泉町名和里の建設会社事務所兼住宅で発生した強盗事件に関連し、神奈川県在住の17歳の少年3人を逮捕した。容疑者は高校生(フィリピン国籍)、会社員、石膏ボード工で、いずれも知人関係にあるという。
事件は、80代の夫婦が2階で寝ている間に、少年らが住居に侵入。夫婦の口と手首を粘着テープで塞ぎ、脅迫して現金約1000万円を奪った。83歳の男性被害者は軽傷を負った。少年らは車で逃走したとみられる。
警察によると、容疑者らは被害者と面識がなく、事件前に接触もない。警察は、少年ら以外に、資産情報を提供した者や運転手、主犯格の存在を疑っており、特流と呼ばれる匿名で流動的な犯罪グループの関与の可能性を指摘している。これらのグループはソーシャルメディアでメンバーを募り、事件後に解散するため、捜査が難しい。
容疑者らが容疑を認めているかどうかは明らかにされていない。警察は追加の共犯者の追及を続けている。
この事件は、若年層による組織的犯罪の増加を浮き彫りにしており、ソーシャルメディアを通じた犯罪の新たな形態に対する警戒を高めている。