東京大学の医学系研究科の教授が、共同研究プロジェクトに関する贈収賄容疑で逮捕された。容疑者の佐藤新一教授は、2023年3月から2024年8月にかけて約180万円相当の接待を受け、プロジェクトの方向性を有利に進めた疑いがある。警察は関連する協会代表らも捜査中だ。
東京大学の医学系研究科に所属する62歳の佐藤新一教授が、1月24日土曜日に警視庁に逮捕された。容疑は、化粧品企業協会が主導する共同研究プロジェクトに関する贈収賄だ。
プロジェクトは2022年9月に大学へ申請され、2023年4月に開始された。内容は、大麻植物に含まれる植物性カンナビノイドの皮膚疾患などへの効果を調べるもので、佐藤教授は研究の方向性と内容を決定する立場にあった。
警視庁第二捜査課によると、佐藤教授は2023年2月、協会の52歳の代表者と元特任准教授(46歳)と会食し、その費用を負担された後、約2カ月ごとに接待を要求し始めた。接待は高級クラブや風俗店で行われ、総額約180万円、約30回に上る。2024年4月頃から風俗店での接待も含まれるようになった。
佐藤教授が容疑を認めているかは明らかにされていない。警視庁は協会代表と元特任准教授に対しても任意聴取を行い、捜査を進めている。
東京大学は、民間企業からの資金を活用した共同研究プロジェクトを運営し、公衆の利益に関わる重要な課題に取り組んでいる。この事件は、学術研究の透明性に疑問を投げかけるものだ。