英国の金融行為監督機構(FCA)は、特定の個人向け投資ファンドに対し、資産の最大10%までを暗号資産上場投資証券(ETN)で保有することを認める案を提示した。
FCAは最新の四半期協議資料の中で、UCITS(譲渡性証券集合投資事業)および一部の非UCITS個人向けスキームに対するこの提案を行った。これらの仕組みは、米国のミューチュアル・ファンドと同様に、個人投資家から資金を集めて運用する規制下のオープンエンド型投資ビークルである。FCAは「UCITSおよびNURS(適格投資家向けスキーム)に対する10%という提案上限は、暗号資産ETNへのエクスポージャーから生じる重大な影響のリスクを軽減するだろう」と述べている。今回の動きは、2025年10月に個人投資家が当該商品に直接アクセスすることを禁じていた規制を解除した同当局の決定に続くものだ。これまでコメンテーターらは、英国の規制上のハードルが他国と比較して国内市場を不利な状況に置いていると批判してきた。今回の提案は、ETNという枠組みのもとで、暗号資産上場商品がより広く受け入れられるための新たな一歩となる。