サラ・ドゥテルテ副大統領の弁護団は、下院司法委員会における同氏の弾劾手続きを停止するよう最高裁に請願を行った団体から一切相談を受けていなかった。ドゥテルテ氏の弁護人を務めるマイケル・ポア氏は、突然の申し立てに驚きを隠せない様子を見せている。同委員会は4月に公聴会を予定している。
イスラエリト・トレオン氏率いる弁護士グループ10名は、下院司法委員会のガービル・ルイストロ委員長とファウスティーノ・ダイ3世議長に対し、令状の再審査と禁止を求める請願書を提出し、あわせて一時差し止め命令を申請した。ドゥテルテ氏の弁護人であるマイケル・ポア氏は「Bilyonaryo News Channel」に対し、当該グループの誰からも連絡はなく、当日の申し立てには驚いたと語った。
ポア氏は、独自の弁護戦略を維持するため、意図的に当該請願書には目を通していないと説明した。同氏は、自身に対する召喚状の発付を受け、4月14日に予定されている下院司法委員会の公聴会に出席する意向を明らかにした。また、グループ内に個人的な知人はいるものの、相談を受けた事実は一切ないと強調し、この点は副大統領本人も同様の認識を示している。
フィリピン大学法科大学院のマイケル・ティウ・ジュニア助教授は、司法委員会は適切な手続きを踏んでおり、違法性は認められないとの見解を示した。司法委員会のジョナサン・キース・フローレス副委員長は、4月14日、22日、29日に予定されている公聴会を経て、早ければ4月中にも相当理由の審理を終える可能性を示唆した。ティウ氏は、公の場での否定とは裏腹に、副大統領陣営はトレオン氏らの動きを把握していたのではないかと指摘している。