40代の看護師女性が、結婚を視野に入れた同棲相手が1年間秘密でテイクアウト店を開業したことにショックを受け、適応障害と診断された。パートナーの行動の解釈に悩む中、精神科医がコミュニケーションの重要性をアドバイスしている。
埼玉県在住のSさんは、40代の看護師で、20年以上前に離婚し、娘を一人で育てて成人するまで支えてきた。5年前から結婚を視野に入れた男性と同棲を始め、二人は一緒に新しいことを始めることをよく話し合っていた。彼が35年間勤めた仕事を辞めた際、Sさんは未来に期待を寄せていた。
しかし、ある日、彼は知人から借りた小屋を改装し、DIYでテイクアウト店に変え、経験ゼロで開業した。周囲の人は1年間その計画を知っていたが、彼はSさんに一切伝えていなかった。この裏切りがSさんの心を深く傷つけ、人生初の適応障害と診断されるに至った。Sさんは「私はこの状況を受け入れるしかないが、感情の整理と毎日の過ごし方に苦しんでいる。彼の行動をどう解釈すればいいのか」と相談している。
精神科医の小野豊さんはアドバイスの中で、「一緒に暮らしており結婚を計画していた相手が、秘密でテイクアウト店を開く準備をしていたことが深いショックを与えたのは理解できる。裏切られたと感じるのは当然だ」と述べる。小野さんは、店が順調に運営されている点に触れ、「彼が独断で未来の道を決めたことで無視されたと感じたのではないか」と指摘。理由として、「あなたの気持ちを考慮しなかった」「あなたの仕事に干渉したくなかった」などの可能性を挙げ、「なぜ伝えなかったのかを話し合い、この経験を無駄にせず、互いの本音を共有して未来を築く機会にすべきだ」と助言している。
この出来事は、二人の信頼関係を試す試練となり得るが、対話を通じて絆を深めるチャンスでもある。