60代の女性が、離婚後に元夫の姉から定期的に電話がかかってくることに悩んでいる。虐待を受けた過去を思い起こさせるため、電話番号変更を検討中だ。アドバイザーは、感謝の意を伝える別れの手紙を送ることを勧める。
この相談は、読売新聞のトラブルシューター欄に掲載されたものだ。相談者の女性は、数年前に夫の身体的虐待を理由に離婚した。離婚手続き中の多忙さから電話番号を変更できず、現在も同じ番号を使用しているため、元夫の姉から月2、3回の電話を受けている。
姉は離婚を勧めた人物で、電話では主に自身の健康や仕事の話題を話し、時折元夫の近況を伝える。女性は詳細を明かさず、ただ聞くだけだという。ようやく生活が落ち着き、電話番号変更を考えているが、姉が娘に新番号を尋ねる可能性があり、娘に伝えないよう頼みにくい状況だ。
アドバイザーの作家、細月さいしょう氏は、離婚は本人同士だけでなく家族にも影響を及ぼすと指摘する。「あなたの本音は『ただ聞いているだけ』という言葉に表れている。毎回電話が鳴るたび、苦い記憶に引き戻される」と分析。関係を終わらせる決断を後押しし、感謝の別れの手紙を送り、娘にも丁寧に説明するよう助言した。
「元夫が踏みにじったのは、身体的なものだけではなかった」と、女性の心の傷を思いやり、決断の重要性を強調している。このような相談は、離婚後の人間関係の複雑さを示す一例だ。