日本では独居高齢者の世帯数が急増しており、2025年には815万世帯に達した。厚生労働省の専門家パネルは12月に、こうした高齢者の生活支援と死後の手続きを担う新制度の創設を提言した。この制度は、葬儀や身元保証などの支援を提供し、経済的に厳しい場合に低コストで利用可能だ。
日本では、家族や地域とのつながりが薄れ、結婚率や出生率の低下により、独居高齢者の増加が社会的な課題となっている。政府の推計によると、65歳以上の単身世帯は2020年の737万から2025年に815万に増加し、2040年には1000万を超える見込みだ。
財政2023年には、遺族のいない「無縁死体」が4万件を超え、2024年には相続人不在による国庫帰属資産が過去最高の約1300億円に達した。これまで家族が担ってきた生活支援や死後手続きが難しくなっている。
厚生労働省の専門家パネルは12月、地方の福祉団体などが葬儀や病院入院時の身元保証を担う新制度を提案した。利用者は原則自己負担だが、経済的困窮時には無料または低額で利用可能となる。この制度により、独居高齢者が安心して晩年を過ごせるよう期待されている。
地方自治体は、社会福祉士や地域団体との連携を強化し、支援を必要とする高齢者を定期的に把握する必要がある。また、一部の高齢者は事前に葬儀契約を結んだり、遺言を作成したりする動きもある。自治体はこうした専門家やサービスを紹介する取り組みを進めている。
独居高齢者は、自身の支援ニーズや死生観を早めに自治体に相談し、「お別れの手紙」などで意思を記すことが有効だ。(約180語)