全仏オープンの決勝でフラビオ・コボッリと対戦するアレクサンダー・ズベレフ。タイトルマッチまでの道のりは異例とも言えるほど平坦なものであった。元プロ選手のアンディ・ロディックは、悲願のグランドスラム初優勝を目指すドイツ人選手にかかる重圧について言及した。
ズベレフは準々決勝までトップ15の選手と対戦することなく決勝進出を果たした。ヤニック・シナーやノバク・ジョコビッチら上位シード勢が早々に姿を消し、カルロス・アルカラスも怪我で棄権したためだ。ロディックは「Served Podcast」の中で、ズベレフが今大会をうまく勝ち進んできたことを評価しつつも、その重要性を指摘。「もし今回優勝できなければ、この敗戦は彼に長く影を落とすだろう。彼が結果を出すことを期待しているが、背負っているプレッシャーは計り知れない」と語った。ズベレフは過去にグランドスラム決勝で3度敗れている。今大会では、集中力を乱さないようSNSを遮断していることを4回戦後の会見で明かした。世界ランキング10位のコボッリは、ズベレフにとって今大会初のトップ10対戦相手となる。イタリア出身のコボッリも、決勝までの失セット数はわずか2で、今年に入ってからクレーコートでズベレフに勝利した実績を持つ。