ボブ・ディランは、自身の「ラフ・アンド・ロウディ・ウェイズ」ツアーの2026年公演初日において、エディ・コクランの「Nervous Breakdown」を初めてライブで演奏した。コンサートは3月21日にネブラスカ州オマハのオルフェウム劇場で行われ、アコースティックなアレンジや希少な楽曲が披露された。会場内は携帯電話の使用が禁止されていたが、音源がオンライン上で流出している。
ボブ・ディランは3月21日、ネブラスカ州オマハのオルフェウム劇場で「ラフ・アンド・ロウディ・ウェイズ」ツアーの2026年公演を開始した。今回のセットリストには前回の公演からの変更点がいくつか見られ、ギタリストのボブ・ブリットとダグ・ランシオはエレクトリックギターからアコースティックギターに持ち替え、ディランはグランドピアノの代わりに小型のキーボードを使用し、「ラフ・アンド・ロウディ・ウェイズ」からの楽曲も通常の9曲から6曲に減らされた。ステージ上のアンプにはエレクトリックギターが置かれたままだったが、終始使用されることはなかった。ライブは「I’ll Be Your Baby Tonight」で幕を開け、2013年以来となる『オー・マーシー』収録の「The Man in the Long Black Coat」や、ボ・ディドリーの「I Can Tell」、「Don’t Think Twice, It’s All Right」などの希少な楽曲が披露された。ハイライトは、セットの終盤でディランが初めてライブカバーしたエディ・コクランの1958年のロックンロールの名曲「Nervous Breakdown」だった。この日のセットリストは、「I’ll Be Your Baby Tonight」、「Man In The Long Black Coat」、「All Along The Watchtower」、「I Contain Multitudes」、「False Prophet」、「Black Rider」、「Love Sick」、「Key West (Philosopher Pirate)」、「I Can Tell」、「I’ve Made Up My Mind To Give Myself To You」、「Crossing The Rubicon」、「When I Paint My Masterpiece」、「Don’t Think Twice, It’s All Right」、「Soon After Midnight」、「Nervous Breakdown」、「Every Grain Of Sand」の計16曲。会場内での携帯電話使用は禁止されていたため映像の撮影はできなかったが、オンライン上には音声データが流出した。ファンからの報告によると、マイクのトラブルによりディランが何度も調整を繰り返す場面があり、大きなノイズが発生するなど、「ラフ・アンド・ロウディ・ウェイズ」ツアーの中で最も「粗削り」なコンサートだったという。2021年11月から続いているこのツアーは、3月22日にサウスダコタ州スーフォールズで継続され、5月1日のテキサス州アビリーン公演まで、合計300回以上のステージが予定されている。