TeslaのCybertruckにおいて、電力変換システム(PCS)の不具合により自宅で充電できなくなるケースが相次いで報告されている。Teslaはリコールは実施していないものの、個別の対応でユニットの交換を行っている。
電力変換システムは、車載充電器とDC-DCコンバーターを統合したものである。このシステムが故障すると、レベル2のAC充電ができなくなるが、多くの場合、Superchargerによる充電は引き続き可能である。オーナーからの報告によると、走行距離が1万マイル未満から3万1,000マイルを超える車両まで、幅広い範囲で不具合が発生している。
Cybertruck Owners Clubで行われたアンケート(回答者223名)では、40.8%が保証期間内にPCSの交換を経験したと回答した。Teslaは部品番号「1777777-T2-G」の改良型ユニットと新しい配線ハーネスを提供しているが、交換には数時間の作業が必要であり、現在はバックオーダー(入荷待ち)の状態となっている。
4年または5万マイルの基本保証期間内であれば修理は無料である。Teslaは保証期間を過ぎた車両についても、善意による措置として修理費用を約1,000ドルに引き下げている。また同社は、Superchargerによる充電を継続可能にするファームウェアアップデートを配信しており、修理が完了するまでの間、該当するオーナーの充電費用を負担している。
Teslaは2026年モデルからPCSを対象とした7年または7万マイルの推進装置保証を追加したが、この補償はそれ以前の車両には遡及適用されない。