2つの企業が、北極海の氷の上に海水を汲み上げて厚みを増し、夏の融解を遅らせる試験を実施した。カナダとノルウェーで行われた実証実験では氷の厚みは増したものの、氷がどれだけ長持ちするかについては効果にばらつきが見られた。
オランダの企業Arctic Reflectionsの研究チームは、2024年4月にスヴァールバル諸島のラグーンで試験を実施した。約1時間にわたって海水を氷の上に汲み上げたところ、氷の厚さは90センチから1.16メートルに増加した。厚みを増した氷は、未処理の氷よりも融解の開始が遅かったものの、完全に融解した日は対照区と同じであった。