香港科技大学は、人工知能の台頭の中で、技術的スキルよりも人間の判断を優先する公共管理修士課程を展開している。
同プログラムのディレクターを務めるドナルド・ロウ教授は、AI時代のリーダーシップには、相反する利益を比較衡量し、市民の福祉を常に中心に据えることが求められると述べた。このプログラムは、公務員、NGO、規制産業などで5年から6年の経験を持つ中堅キャリアの専門家を対象としている。AIリテラシーをニッチなトピックとして扱うのではなく、カリキュラム全体に組み込んでいるのが特徴だ。ロウ教授は、「一国二制度」の下での香港の法制度やデータフレームワークは、規制やプライバシーを議論する上で有益な環境であると指摘した。2024年に卒業し、現在はBEAM Society Limitedでシステム開発の責任者を務める卒業生のLo Tim Man Him氏は、このコースのおかげで社会経済的課題を分析する能力が向上したと語った。これまでに5つのコホートが同プログラムを修了している。