ホンダモーターは、ベトナムで最新の電動バイク「ホンダ UC3」を6月に発売すると発表した。ベトナム政府は7月からハノイ中心部でガソリン式バイクを段階的に制限する計画だ。この動きは、ホンダが同国市場の80%シェアを維持するためのものだ。
ホンダモーターは2026年1月12日、ベトナムで新型電動バイク「UC3」の発売を発表した。このモデルは1回の充電で約120キロメートルを走行可能で、性能は110ccクラスのガソリン式二輪車に相当する。価格は未定だ。
ベトナム政府は7月からハノイ中心部でガソリン式バイクの使用を段階的に制限する方針を打ち出している。これに対し、ホンダは電動バイクのラインナップを拡大し、2026年7月までに3モデルに増やす計画だ。同社は2025年4月にベトナムで初の電動バイクを発売済みで、現地の電動バイク市場をリードするビンファストに追う形となる。
ベトナムは軽量バイクの利用が非常に多い市場で、ホンダは80%のシェアを占めている。規制の詳細は未公表で、禁止区域や時間帯などは不明だ。ホンダのベトナム法人社長、荒井紗耶香氏は「規制の業界への影響は大きく、政府に段階的な適用をロビイングする」と述べた。
この発表は、ベトナムが環境に優しい交通手段へ移行する中での戦略的な一手だ。ホンダは市場支配を維持しつつ、規制対応を急ぐ姿勢を示している。