サイモン・ポート・ジャックムスは、コルシカ島のピエトラ灯台へ続く景観豊かな小道で、2027年春のレディ・トゥ・ウェア・ショーを開催した。155名のゲストを招いたこのイベントは、同デザイナーにとって2024年以来のトラベルショーとなった。
「Le Bonheur(幸福)」と名付けられた今回のコレクションは、地中海流のミニマリズムと、デザイナー自身のコルシカ島での個人的な記憶から着想を得ている。ジャックムスは、親としての役割が重要なインスピレーション源になったと語っており、アイスクリームを彷彿とさせる軽やかで色彩豊かなデザインを目指した。
フォークロア調のヘッドドレス、マリニエール(ボーダー)柄のドレス、シアサッカー素材のスーツ、簡単に折り畳めるウォーターバレエシューズなどが登場した。中でも目を引いたのは、2,700個以上の深紅のダチョウの羽があしらわれた白いドレスである。
ショーの最中には強風でパラソルが吹き飛ばされ、参加者のロイック・プリジャンが頭部に直撃を受けるハプニングがあった。その後、彼は顔を涙で覆って笑う絵文字を添えたメッセージで、無事であることを報告した。
ジャックムスは、今回のショーは自身のウィメンズウェアの原点回帰であると同時に、今後予定されているビューティーカテゴリーへの進出に向けた準備の一環でもあると述べた。