日本最大のカードネットワークであるJCBは、ステーブルコイン「USDC」の越境決済および加盟店取引での活用を検討するため、Circleと覚書を締結した。この合意は当初、内部的な資金移動に焦点を当てており、観光客や加盟店のコスト削減を目指す。
世界中で1億4000万人の会員と4000万店の加盟店を抱えるJCBは、火曜日にこのパートナーシップを発表した。両社はJCBの内部的な財務オペレーションを対象とした概念実証を行い、時価総額約730億ドルを誇るUSDCを用いた広範な決済をサポートする方法を検討する。
今回の動きは、日本で拡大するステーブルコインの取り組みと合致している。ローソンの店舗では、円建てステーブルコイン「JPYC」を使用した別のパイロット運用が8月に開始される予定である。またCircleは、日本の企業向けにUSDCを用いた外国為替サービスを早ければ2027年にも野村ホールディングスと共同で展開する計画を明らかにしている。
両社は「ステーブルコインはその高い利便性から、キャッシュレス社会における新たなエコシステム構築の基盤として世界中で注目を集めている」と述べた。また、訪日外国人観光客の為替手数料負担の軽減や、加盟店のキャッシュフロー改善といったメリットを挙げている。