ロダンテ・マルコレタ上院議員の7500万ペソにのぼる未申告の選挙資金調達をめぐる調査において、選挙管理委員会(Comelec)が同議員を不起訴とした判断に対し、選挙専門のロムロ・マカリンタル弁護士が批判を強めている。選管は、開示規則が廃止されていることを理由に議員を告発する証拠はないとし、代わりに寄付者に対する告発を推奨する結論を出した。
選挙管理委員会(Comelec)の政治資金・情勢局は、ロダンテ・マルコレタ上院議員の7500万ペソにのぼる未申告の上院選挙資金に関する調査を終了し、同議員を選挙違反で告発しない決定を下した。これは、先行していた事実調査が、監察官事務所から付託された同議員の資産・負債・純資産報告書(SALN)に関する別の申し立てにより複雑化したことを受けたものである。なお、SALNの問題については選管の管轄外となっている。
選管は、マルコレタ議員の寄付および支出報告書(SOCE)について、選挙法における開示要件が廃止されていることを挙げた。議員側は、先行する判例を引用し、当該資金は自身が正式に候補者と宣言される前に受け取ったものだと主張していた。
一方で選管は、マイケル・タン・ディフェンサー、ジョセフ・ヴァリアス・エスピリトゥ、アリストテレス・バルユット・ヴィライの各寄付者に対し、選挙法第99条に基づき、選挙後30日以内に寄付報告書を提出しなかったとして告発するよう推奨した。
3月22日、選挙専門のロムロ・マカリンタル弁護士はこの決定を「歴史に残る異例の判断」と酷評した。マカリンタル氏は「マルコレタ氏が資金を受け取った時点で『候補者』でなかったのなら、寄付者に対してどうして第99条を適用できるのか。それは選挙寄付ではなく、実質的には私的な贈与ではないか」と疑問を呈した。さらに同氏は、「受領者が候補者の定義を満たさないにもかかわらず、寄付者に対してのみ第99条を恣意的に適用することはできない」と加えた。