自民党幹部と台湾総統が関係強化で合意、中国が反発

自民党の萩生田光一副幹事長が台湾の頼清徳総統と会談し、日台関係の強化で合意した。台北での会談で、萩生田氏は両者の関係が史上最高であると述べ、さらなる深化を望むと語った。一方、中国外務省はこれに強く反対し、日本に抗議した。

2025年12月22日、台北の総統府で、自民党の萩生田光一副幹事長と台湾の頼清徳総統が会談した。この会談は、10月に就任した高市早苗首相就任後、両者の初対面で、前回の9月の台北会談以来のものだ。萩生田氏は、日台関係を「史上最高」と位置づけ、継続的な深化を望むと述べた。

萩生田氏は、台湾が11月に福島第一原発事故(2011年)後の日本食品輸入制限を解除したことに感謝を表明した。また、半導体製造分野での協力が進展している点を挙げ、これをより広い分野に拡大することを呼びかけた。萩生田氏は台湾重視の超党派議員連盟の事務局長も務めている。

頼総統は、両者が団結し、日本が台湾海峡およびインド太平洋地域の平和と安定に大きく貢献することを期待すると語った。「すべての民主主義国が団結し協力すれば、敗北することはない」と述べ、中国への対抗策を示唆した。また、「手を取り合い、互いに支え合う」ことで、国家戦略、地域パートナーシップ、経済安全保障、高技術産業での協力を深め、「自由で開かれたインド太平洋」を推進すべきだと強調した。民主主義国は「一つずつ潰される」ことを避けるため、結束すべきだと訴えた。

萩生田氏の3日間の台湾訪問は、火曜日まで続く。中国外務省報道官の林剣氏は同日、「中国は断固反対し、日本側に厳正な representations を申し入れた」と述べ、日本に「誤りを深く反省する」よう促した。

この会談は、日中関係が近年最低水準にある中で行われた。高市首相は先月、中国の台湾攻撃が仮想的であれば日本が軍事対応する可能性を示唆し、中国はこれに強く反発、撤回を求めている。日台関係の強化は、地域の地政学的緊張を背景に進む。

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